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ボリンジャーバンドの3σとRSI・ストキャスティクスで勝率アップ!エントリーのコツを徹底解説

ボリンジャーバンドは、相場の変動幅を表すテクニカル指標の一つです。ボリンジャーバンドの中央には移動平均線があり、上下には標準偏差を基にしたバンドが引かれます。一般的には、上下に2σのバンドが表示されますが、3σのバンドを追加することで、より強力なエントリーのタイミングを見つけることができます。

しかし、ボリンジャーバンドの3σだけでは、相場の反転を確実に判断することは難しいです。そこで、RSIやストキャスティクスなどのオシレーターを併用することで、相場の強弱や過熱感を測ることができます。オシレーターは、相場の変動幅を0から100の数値で表すテクニカル指標で、オーバーボートやオーバーソールドの状態を確認することができます。オーバーボートとは、相場が買われ過ぎている状態で、反転して下落する可能性が高いことを意味します。オーバーソールドとは、相場が売られ過ぎている状態で、反転して上昇する可能性が高いことを意味します。

ボリンジャーバンドの設定

まず、ボリンジャーバンドの期間とσの設定を決めます。一般的には、期間は20日、σは2σと3σを表示することが多いです。期間は、相場の変動を平滑化するための移動平均線の日数を表します。σは、標準偏差を表し、相場の変動幅を示します。σが大きいほど、相場の変動幅が大きくなります。3σのバンドは、相場の99.7%が含まれる範囲を表します。つまり、3σのバンドからはみ出した価格は、相場の0.3%しかないということです。このように、3σのバンドは、相場の極端な状態を示すことができます。

チャートの時間軸の選択

次に、チャートの時間軸を選びます。短すぎる時間軸では、ボリンジャーバンドの幅が上下に拡大しやすく、±3σからはみ出した価格がすぐに範囲内に戻ってしまうことがあります。そのため、1時間足以上の長めの時間軸を使うことがおすすめです。長い時間軸では、ボリンジャーバンドの幅が安定しやすく、±3σからはみ出した価格が反転のサインとなりやすくなります。

RSIとストキャスティクスの設定

そして、RSIとストキャスティクスの設定をします。RSIは、相対力指数と呼ばれるオシレーターで、相場の強弱を表す指標です。RSIの数値が高いほど、相場は強く、低いほど、相場は弱いと判断できます。RSIは、一般的には期間を14日、オーバーボートとオーバーソールドのラインを75と25に設定します。ストキャスティクスは、確率的振動数と呼ばれるオシレーターで、相場の上昇傾向や下降傾向を表す指標です。ストキャスティクスの数値が高いほど、相場は上昇傾向にあり、低いほど、相場は下降傾向にあります。ストキャスティクスは、一般的には%Kの期間を14日、%Dの期間を3日、オーバーボートとオーバーソールドのラインを80と20に設定します。

エントリータイミングの判断

価格が±3σのバンドに触れたり、超えたりしたときをエントリーのタイミングとします。このとき、価格は過熱や過度の売り込みに陥っている可能性が高く、反転のサインとなることがあります。しかし、単純にバンドに触れたからといって反転するとは限らないので、RSIやストキャスティクスなどのオシレーターで、オーバーボートやオーバーソールドの状態を確認する必要があります。以下のように判断します。

- RSIの数値が75以上で、価格が上側の3σのバンドに触れたり、超えたりした場合は、オーバーボートの状態で、売りのタイミングとなります。このとき、価格は反転して下落する可能性が高いです。
- RSIの数値が25以下で、価格が下側の3σのバンドに触れたり、超えたりした場合は、オーバーソールドの状態で、買いのタイミングとなります。このとき、価格は反転して上昇する可能性が高いです。
- ストキャスティクスの%Kと%Dの線が80以上で、価格が上側の3σのバンドに触れたり、超えたりした場合は、オーバーボートの状態で、売りのタイミングとなります。このとき、価格は反転して下落する可能性が高いです。
- ストキャスティクスの%Kと%Dの線が20以下で、価格が下側の3σのバンドに触れたり、超えたりした場合は、オーバーソールドの状態で、買いのタイミングとなります。このとき、価格は反転して上昇する可能性が高いです。
- ストキャスティクスの%Kと%Dの線がクロスすると、相場の方向転換のサインとなります。%Kが%Dを上から下に抜けると、デッドクロスと呼ばれ、売りのサインとなります。%Kが%Dを下から上に抜けると、ゴールデンクロスと呼ばれ、買いのサインとなります。

利確のタイミングの判断

エントリーした後は、±3σのバンドに触れた後、移動平均線に向かって戻る動きがあれば、反転の可能性が高まります。このときは、移動平均線を目標にして利確を考えると良いでしょう。移動平均線は、相場の中長期的なトレンドを示すラインで、価格が移動平均線に近づくと、サポートやレジスタンスとして働くことがあります。つまり、価格が移動平均線を上回ると、上昇トレンドが強まることがあります。逆に、価格が移動平均線を下回ると、下降トレンドが強まることがあります。そのため、移動平均線は、反転の目安となるラインとして利用できます。

以上が、ボリンジャーバンドの3σを使って、RSIやストキャスティクスを併用してエントリーする手順についての詳しい具体的な解説です。この方法を使えば、相場の反転を狙うことができます。ただし、相場は常に変動するものなので、常に注意深く観察することが大切です。